省エネ・創エネ.com Produced by Hasegawa Electric Industries.

column

コラム

創エネ・再エネ
お客様からの太陽光発電設備に関する質問について解説

今回は弊社で太陽光発電設備をご提案する際にお客様から頂く質問について解説いたします。

 

Q.太陽光発電では1年間にどのくらい発電できるのでしょうか?

A.一般的に太陽光パネル1㎾あたり1,000kWhの発電が出来ると言われております。
 (例)太陽光発電設備100㎾の場合
    100㎾×1,000kWh=100,000kWh
 弊社が太陽光発電設備を設計する際は設置場所の気象データを基に
 発電量をシミュレーションしご提案しております。

 

Q.電気代削減金額や投資回収はどれくらいになるのでしょうか?

A.以前は太陽光発電設備の投資回収年数は12~13年ほどが一般的でしたが、太陽光パネルやパワーコンディショナーといった機器の性能向上や電気代の高騰により、10年を切り6~7年で投資回収できる場合も増えてきております。
弊社のシミュレーションでは、お客様の電気料金や電力使用量をご共有いただき、より正確な投資回収年数をご提示しております。
 (例)太陽光発電設備100㎾ 導入費用2500万円 
    電気料金単価30円/kWh 自家消費率100% の場合
  自家消費量  :100㎾×1,000kWh×100%=100,000kWh
  電気代削減金額:100,000kWh×30円/kWh=300万円
  投資回収   :2500万円÷300万円≒8.33年

 

Q.薄型パネル(ペロブスカイト等)で設置検討はできないでしょうか?

A.設置検討は可能ですが、発電効率や価格の面から電気代削減効果や投資回収が期待できずオススメしておりません。
今後技術の進歩により導入がしやすくなると考えます。

 

Q.太陽光発電設備を設計する際どのような点を注意しているのですか?

A.屋根の形状(折板屋根を推奨しております)、受変電設備(キュービクル)から近い建物、
 屋根の方角や日当たりなどを総合的に判断して設計いたします。

 

Q.屋根の全面に太陽光パネルを設置して、なるべく多く発電したいのですが?

A.屋根全面への設置は可能ですが、お客様の電気使用量によっては過剰に発電をしてしまう可能性があります。そのため事前に調査を行い、最適なプランをご提案させていただきます。

 

Q.太陽光発電で会社や工場の電力を全て賄いたいのですが可能でしょうか?

A.一般的に、太陽光発電による電力自給率は約20~30%といわれております。全ての電力を賄うためにはたくさんの太陽光パネルが必要となり、また夜間電力を確保するため蓄電池の導入も必要です。これらを導入すると費用が高額になるため弊社ではオススメしておりません。

 

Q.太陽光発電設備はどの程度の重量がかかるのですか?

A. 一般的に太陽光パネル、架台、配線などを含めると13~14㎏/㎡といわれております。

 

Q.雪が降る地域は冬に発電しないので太陽光発電に適していないのではないでしょうか?

A. 冬でも発電は可能です。しかし、太陽光パネル全面が積雪によって覆われている場合は発電しません。
弊社の本社がある新潟と太平洋側を比較しても、年間発電量の差は約10%しかないため、導入効果は十分あると考えております。

 

Q.蓄電池の導入を考えていますがどのようにすれば良いでしょうか?

A.現在、蓄電池は㎾当たり約20万円と非常に高価な製品になっているため、補助金を活用した導入をオススメします。
なお、太陽光発電設備の設置後に蓄電池を設置することも可能です。
将来的な蓄電池設置を見越した設計も可能ですのでお気軽にご相談ください。

 

Q.設備導入に当たって補助金の活用は可能でしょうか?

A.現在、国の補助金は「太陽光発電+蓄電池」を対象とした内容がほとんどであり、太陽光発電設備単体に対する補助は減少傾向にあります。これは、太陽光発電の普及による導入価格の低下が要因として考えられます。各都道府県や市区町村単位で補助金を交付している場合もありますので、個別の確認が必要です。

 

Q. 太陽光発電設備はどのくらい使えるのでしょうか?
また、設備導入後に発生する費用はあるのでしょうか?

A. 一般的に太陽光パネルは25~30年使用できると言われており、パワーコンディショナーは耐用年数17年と言われております。パワーコンディショナーは状況に応じて入れ替えを提案しております。
太陽光発電設備の導入後は定期的な維持管理が必須であり、メンテンナンス費用が発生します。弊社ではメンテナンスプランをご用意しておりますのでお気軽にご相談ください。
また、現在の太陽光発電設備の撤去費用は1㎾あたり約7,000円、パネルの産廃処理費用は約3,000円と言われております。将来的には、技術の発達により環境にやさしく安価に処分、リサイクルが可能になると思います。弊社でも環境を第一に考え安価に廃棄できる方法を日々検討しております。

 

弊社では、お客様が抱える太陽光発電設備の疑問を一つひとつお答えし、安心して導入いただけるよう取り組んでおります。太陽光発電設備をご検討の際は、ぜひ弊社へご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

一覧ページへ戻る