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弊社で設置させていただきました太陽光発電設備の事例と導入効果のご紹介をさせていただきます。
1.工事概要
お客様の業種 | 製造業 |
所在地 | 岐阜県関市 |
設置場所 | 工場の屋根上 |
プラン | 自家消費型 |
設置パネルの容量 | 182.4kW |
パネルメーカー | Qセルズ |
電気代削減額 | 600万円/年 |
投資回収年数 | 7~8年予定 |
CO2削減量 | 89.8CO2・ton/年 |
2.今回の工事の特徴
(1)避雷導線がある屋根への設置
設置計画の屋根面に避雷導線があり、そのままではパネルの設置ができなかった。また、落雷時のパネルの燃焼などの事故を回避するために、以下の対策を行った。
- 避雷導線の屋根面からの高さを調整する工事をおこなった
- パネルは避雷導線から一定以上の距離をとり設置した
(2)モニタリングシステムの統合
既に他社施工の太陽光発電設備が存在しており、発電量などを監視するモニタリングシステムも設置されていた。今回新たに導入する太陽光発電設備にもモニタリングシステムが必要になるが、モニタリングシステムが2台別々になるのは運用上望ましくない。
そこで、今回設置する発電設備の情報を既存のモニタリングシステムに取り込み、1台のモニタリングシステムで既設、新設両方の発電量などの確認ができるように、システムのソフトウェアの改造を特注で行った。
(3)パネルの分散設置
工場は数棟あるが、太陽光パネルの設置可能な場所が限定されていたため、パネルを数カ所に分けて設置することとなった。そのため、各パネル、パワーコンディショナー、キュービクルをつなぐケーブルの距離も長くなり、ケーブルのルート選定では工夫を要した。
(4)補助金の活用・蓄電池の導入
環境省のストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業に採択され、補助金を活用し、BCP対策を目的に蓄電池の導入もおこなった。
3.お客様の声
環境管理部 工場管理グループ 保房グループ長様にインタビューさせていただきました。
Q.メイラ株式会社様のビジネスモデルと太陽光発電を導入したきっかけを教えてください
弊社は自動車、航空・宇宙、医療の各分野で、高強度・高品質なボルトや精密加工部品を開発から一貫生産、販売する企業です。
国の定める2050年カーボンニュートラル達成に向け、社内で2030年までに製造の際に排出されるCO2排出を46%削減するプロジェクトが発足したことが導入を検討のきっかけとなりました。電気代削減も大幅にできる太陽光発電が最も効果的と考え導入を決めました。
Q.長谷川電気工業所を選んだ理由は何ですか?
補助金申請のサポートも協力いただける業者を探していたタイミングで長谷川電気工業所を知りました。今回はストレージパリティ補助金もいただくことができ初期費用を抑えたうえで導入することができました。細かな質問に対するレスポンスも早かったので安心して進めることができました。
Q.太陽光発電を導入した結果はいかがでしたか?
設置から8ヶ月ですが、現時点で400万円分の電気代削減効果を得ることができています。高騰する電気料金の先行きはまだ不透明ですが、大幅な電気代削減効果のある太陽光発電設備を導入してよかったと感じています。
現在、別工場への設置も計画しています。より脱炭素化と電気代削減を進められるよう社内検討をしております。
保房グループ長様、インタビューへのご協力ありがとうございました。
弊社では、引き続き太陽光発電設備を初めとした省エネ・創エネに取り組んでまいります。これからも定期的に導入事例をご紹介させていただきますので、ご一読いただければと存じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。